2017年11月1日水曜日

Concert: Herbert Blomstedt Conducting Gewandhaus Orchestra Leipzig ・



ウィーンは、季節並みに寒くなってきて、今日は一日中、一桁の気温の予報です。さて、さる日曜日、10月19日に、Herbert Blomstedt (ヘルベルト・ブロムシュテット)指揮、Gewandhaus Orchestra Leipzig(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団)のコンサートに行ってきました。会場は楽友協会大ホール、妻は疲れたからということで僕一人。ソリストはLeonidas Kavakos(レオニダス・カヴァコス)、プログラムは、ブラームス バイオリン協奏曲 と シューベルト 交響曲8番 D.944、「ザ・グレート」。 ソリストのアンコールはバッハ無伴奏バイオリンソナタ2番 サラバンド。

2曲とも、クラシックを聞き始めた頃に好きになった曲。ブラームスは家でも時々聞いていますが、シューベルトの8番を聴くのは数年ぶり。僕にとってブロムシュテットは、CDが出始めた頃に初めて買ったCDの一枚が彼の指揮するドレスデン・シュターツカペレのブルックナー4番(こちら)であったことから思い出のある指揮者ですが、ライブで聴いたのはこれは初めてでした。

ブラームスのバイオリン・コンチェルト、シューベルトと共にある意味でオーソドックスな演奏といえるかもしれませんが、曲の良さを引き出し僕の頭の中にあるイメージとぴったりくる演奏でとてもよかったです。いまとくに調子絶好で人気上昇中といわれているカヴァコスのバイオリンも凄かったです。

シューベルトは出だしから、いいな~と忘れていた感激を思い出し、曲に浸ることができました。一時間を越える長い演奏でとくにテンポが遅いわけでもなかったので、こんなに長い曲だったかなと思っていたら、たまたま、たまたま会場であった音楽に造詣の深い友人が、リピートをすべて演奏していたと教えてくれました。雄大でダイナミックな演奏でした。

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は今までに何度か聴いたことがありますが、今回が一番良かった。高齢にも関わらず力強く、活気溢れる指揮をする 90歳になった二代前のカペルマイスターのブロムシュテットに全力で応え盛り上げているようでした。

前のほうに座っていたので、開演時にオーケストラ着席したのち、楽屋からバイオリンの音が聴こえてきて、指揮者とソリストが数分でてきませんでした。こんなことは初めてだったのですが、あとで、Wikipediaを読んだら『(部ロムシュテッドが)NHK交響楽団へ客演した際(マーラーの交響曲第9番)、首席ホルン奏者に「もう1回吹いてくれないだろうか」と言って、本番ギリギリまで指揮者室で練習をさせた。』と読んで、もしかすると、今回もぎりぎりまでカヴァコスとリハーサルしていたのかな? と思いました。



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