2017年9月8日金曜日

Supra (スープラ)電源ケーブル - LoRad 3x2.5 SPC (Silver Plated Copper) - 続きを付記 (9月11日)



今年5月に「Supra Cables」のブランドのスウェーデンのケーブル・メーカー、Jenving Technology AB CAT 8 LAN ケーブルを買った際に(こちら)見つけて一緒に買った同社の電源ケーブル  LoRad 3x2.5 SPC (Silver Plated Copper) 。 創立40周年記念商品
で初期ロットのみの限定生産とのこと。欧米での同社の電源ケーブルの評判はとても良いので試してみようと思って買ったのですが忙しさにかまけてほってあって、2週間ほど前からようやく試用開始。

Supraのベストセラー電源ケーブルにLoRad 3x2.5Mk.II というのがあります。これは2.5mmの錫メッキ純銅線3本を半導電性のナイロン・カーボン繊維でシールドしたケーブル。欧米のオーディオ誌で高い評価を得ているのみならず、スウェーデン空軍のジェット戦闘機(JAS)、ヨーロッパの各地の主要航空管塔、病院など人命を預かるところへの導入実績がある信頼のおける優れものです。40周年バージョンは、このLoRad 3x2.5Mk.IIと同じ構造の電源ケーブルを銀メッキ純銅線を使って製造したものです、値段は通常品に比べておよそ3割増し。

端子が付いていない切り売りの物を買ったので、引き出しに眠っていたフルテックのFI-11M (G) とFI-11(Cu)を取り付けて、Weiss DAC2 につないで試聴しています。 ちなみに今まで使っていたのはVH Audio のスタークワッドケーブル(こちら)で作った自作品。水撒きホースの太さでガチガチに硬いケーブルです。プラグは同じくフルテックのFI-11M (G) とFI-11(Cu)のペア。

LoRad 3x2.5 SPC Jenving Technology AB HP より引用 
http://www.jenving.com/products/view/lorad-3x2.5-spc-grey-b50-3004000042

つないですぐに音だしすると、今まで聴いていた音とはハッキリと異なる音。電源ケーブルの違いは大きい!今更ながらびっくり。 でも、バランスが高域よりで低域のインパクトに欠けちょっと煩い感じなので、暫く通電して様子を見ることにしました。

3日ほどで音が落ち着きよい具合になってきたのでじっくりと試聴しました。情報量が増えて、今まで聴こえ無かったが音が聴こえきた音源もいくつか出てきました。もう7年ほど使ってきたWeiss DAC2 は詰められる所は詰めたと思ってきただけあって、電源をケーブルを変えただけでさらにここまで変わるとは夢にも思っていませんでした。煩さもなくなり、低域もVHケーブに比べると量感が若干落ちる気がするものの質感はあがった感じです。帰省している、イギリスの大学の電子工学部でMusic Technologyを学ぶ次女にも聴いてもらってこの違いが気のせいでない事を確認。次女は電源ケーブルを変えただけで何でこんなに音が変わるかということが不可解でならない様子。

こうなってくると、もっと良くなるのではないかと思い、プラグを替えるともっと良くなる?なんていろんなアイディア頭の中を走り回ります。で、思いついたのが今流行り(?)のファイメット・コアを使ってみること。VHケーブルとSupraの違いはシールドの有無だったので、ノイズ対策が効いたのかと考えたのです。で、早速以下の写真のようにIECコネクター側にファイメット・コアを挿入。とくに苦労も無くすんなりとできました。


これも、大正解! 若干ではありますが確実に情報量が上がりました。アコースティック楽器の質感がよりハッキリを聴こえてくる感じです。 

続きです(9月11日):

LoRad 3x2.5 SPCケーブルもAC端子も予備があったので、電源ケーブルをもう一本作ってプリアンプで試してみました。最初は、「ん?」音の傾向が違う、音が悪くなった感じがして、一日通電しても変化が無かったので、元のVH Audioの戻すと、こちらのほうが良い音。 適材適所かと思い、抜いたLoRad 電源ケーブルを見ると、なんと、端子の取り付けが印刷されている矢印と逆になっているではないですか? 

疲れているのかな(実際にとても忙しかったので)とちょっと落ち込んでしまいました。 電源ケーブルの方向性だけでそんなに変わるものなのか?と懐疑的な気持ちを持ちつつも、思い直して端子を付け替えて再挑戦。こういうときにはLoRad 3x2.5 SPCのようにほど良い太さで、柔らかいケーブルとFurutecの用に取り付け勝手がよい端子のありがたさが身にしみます。 

そして、音だしすると、「おお~」まずその音のよさに感心して、電源ケーブルでも方向性でこれだけ音が変わるのかと驚きました。今まで聴こえなかった音、楽器の質感、音場の空気感がより聴き取り易くなりました。

DACとプリアンプの電源ケーブルをかえてから2週間ほどたって、念のためにVHケーブルと付け替えてみると、今のシステムと今の自分にとってはLoRad 3x2.5 SPCのほうがだいぶ好ましいことが認識できました。LoRad 3x2.5 SPC と 通常バージョンを追加注文したのでパワーアンプ、フォノイコでもためし、通常バージョンと40周年記念バージョンの違いも追々試してみたいと思っています。

不思議ですね、もう詰めきったかと思っても意外なとこからブレークスルーが得られるのですね、これだからはオーディオは辞められません。

Jenving Technology AB サイトLoRad 3x2.5 SPCのページ :

Supraケーブルの日本の輸入元:http://www.saec-com.co.jp/product/index.html
 (安全基準の関係なのかSupra電源ケーブルは扱っていないようですね)

いまはポンド安・ユーロ高なので、ぼくはこのWebshopから購入:




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