2014年4月21日月曜日

ClarityCap MR



数ヶ月前にパワーアンプのカップリングコンデンサー(2ヵ所・2組計4個)をオーディオノート(Audio Note)UK社のCopper foil -Oil in Paper (銅箔・オイル含浸ペーパーコンデンサー)からムンドルフ社スプリームシリーズの銀箔・オイルコンデンサ(Mundorf Supreme Silver in Oil )に交換したのだが(その時のブログエントリーはこちら)どうもしっくりこなかったので、色々と調べたり・聞いたりしたらイギリスのClarity Cap社のMRという製品が良いらしいとのこと。値段もオーディオ用にしては安い方だったので試してみました。取り替えてから数週間経ち音もこなれてきたので僕の印象を書きます。

とにかく情報量と聴感上の帯域の伸び(特に高音域)の躍進が驚くほど顕著に判ります。まるで違うアンプを聞いているかのようです。オーディオノートやムンドルフとくらべると全くと言って良いほどに違います。それでいて煩さは感じられません。音に特に色付けも感じられません。いまさらなが部品2個(片チャンネル)でこんなに変わるなんて…という感じです。ただし、あまりにも蛇口全開と言った感じの情報量ですので、上流システム/アクセサリーの粗も聴こえてきて暫くは調整に気をとられてしまいましたが、今ではより好みの音になって良かったと思っています。欲を言うならほんの少しだけ温かみがあるといいのですが...まあ、いまのところこの情報量で温かみもあるのは価格が十倍近くするのDuelund CAST PIOしか聞いたことが無いので贅沢を言わないで我慢することにします。

このコンデンサー、僕としてはお薦めの一品ですが、VH Audio CuTF ほどではありませんがエージングに多少時間がかかり(100時間以上、あくまでも自分の実感です)最初の20時間ほどは煩い感じがするので評価される際にはその旨考慮されると良いかと思います。 また、上述のようにシステムの粗を隠さず、音に色付けも殆ど無いので人によってはムンドルフ社スプリームシリーズの銀箔・オイルコンデンサのほうが良いと言う方もいらしゃるかと思います。僕はしばらくこのClarityCap MRでいこうと思っています。

Clarity Cap 社のMR商品紹介ページ:http://www.claritycap.co.uk/products/mr.php

日本国内の販売者:http://www.maronieaudio.com/item.html(海外だと名の知れたAudio DIY パーツのネットショップでは大体どこでも売ってます)

BBS Audio Circle にアップされたレビュー(的を得たものだと思います) : http://www.audiocircle.com/index.php?PHPSESSID=k85ot11df7ct9205deeao3qcrremdj7j&topic=54218.msg906143#msg906143


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